第7章 大切に、、、
「、、、そうか、ならば一緒に。」
悲鳴嶼の動きが、これまで以上に激しくなる。鈴音のいいところを擦り、最奥を抉る。
「、、、あぁぁぁぁぁっ、、、」
「、、、ふっ、、、」
鈴音は二度目の絶頂を迎え、悲鳴嶼も白濁を吐き出した。
「すまない、無理をさせた。」
鈴音と自身の体を清め、悲鳴嶼は新しい布団を引いて、鈴音と二人で横になった。
「あんなに余裕のない行冥さん、初めて見ました。」
鈴音は可愛らしく、ふふっ、と笑った。
「、、、私はどうも君に弱いらしい。」
「行冥さんにも弱点があったんですね。」
「、、、あぁ、だから、側に居て欲しい。」
悲鳴嶼は鈴音の体に回した手に軽く力を込める。あまり力を入れると折れてしまいそうだ。
「、、、白状すると、煉獄に嫉妬したんだ。」
「煉獄様に?」
「、、、彼の方が君と歳も近いし、君は彼の父上に助けられている。裏表のない、いい奴だ。彼が来た時、君が楽しそうにしていたから。」
何時にない悲鳴嶼からの告白に、鈴音は悲鳴嶼に自分から口付けた。
「私には行冥さんだけです。」
「、、、そうか。」
悲鳴嶼の耳が赤くなったのは、鈴音だけの秘密。