Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第3章 2人…いや3人!?*誓いのキスは突然に*円山崇生、柴咲漣*
その日はずーっと崇生さんのことが頭から離れなかった。
大きな手、ふわっとした笑顔、思いやりのあるところ…。
「//////」
漣「…#NAME1#」
「漣?」
漣「…ぼーっとしてる」
「ああ…ごめんね」
漣「…今日のこと?」
「え…?」
漣「…好きなの?」
「………」
否定は…できなかった。
漣「……」ギュッ
「わっ」
漣「行かないで…」
「…漣?」
漣「#NAME1#がいなくなったら…俺…寝れなくなっちゃう…」
「…………」
無口な漣が、私を抱きしめて言った言葉。
…………。
私は向きを変えて漣を正面から抱きしめ返した。
「…大丈夫。もし私が誰かと付き合っても、漣のそばだけは離れない。約束するよ」
漣はその言葉に安心したのか、私から離れた。
漣「…そろそろ寝よ」
「ハイハイ」