Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第3章 2人…いや3人!?*誓いのキスは突然に*円山崇生、柴咲漣*
次の日
漣「…じゃ」
「行ってらっしゃーい」
仕事に行く漣を見送った私は、家の片付けに取りかかった。
正午くらいに終わり、どうしようかと迷った私。
「やることなくなっちゃったな」
気分転換に出掛けようかな。
あ、くにさんとこ行ってみよ。
~くにさんの店~
く「あれ、#NAME1#ちゃん。いらっしゃーい」
なんかニヤニヤしたくにさんが出迎える。
やな予感。
崇「あ、また会ったね」
まさかの円山さん!?
「あ…ども」
キンチョーである。
崇「良かったら…ちょっと話さないか?」
「あ…じゃあ、甘えて」
崇「くにさん焼酎ロック」
「を2つ」
く「#NAME1#ちゃん、今日は焼酎かい?」
「はい。気分的に」
「ハイハイ」
私達は初めてお互いのことを話し合った。
円山さんは焼酎が好きな敏腕弁護士だとか。
崇「敏腕なんかじゃないよ」
私はお酒は何でも好きでトマトは嫌いだとか。
「トマト…飲み込めないんですよね」
崇「わかる。俺もトマトは嫌いだな」
「仲間ですね」
私達は2人でクスクス笑った。
そんなとき…。
く「ラブラブだねー。あ、そうだ」
突然何か思い出したように立ち上がったくにさんはカウンターの中でなにやら始めた。
「あの~、何してるんですか?」
く「2人の相性をねー」
崇「「は!?」」
く「…わぁお。最高だね」
「さささ…最高!?」
崇「マジで?」
く「俺の占い、よく当たるんだよ」
崇「知ってるよ…」
「……………//」
なんだか…ヘンな気持ちだな。