Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第3章 2人…いや3人!?*誓いのキスは突然に*円山崇生、柴咲漣*
#NAME1#side
……………。
もう、なんなん?
さっきからひそひそと。
あ、帰ってきた。
く「ハイハイお待たせ~」
………。
「何の話してたんですか?」
漣「…別に」
漣?
く「さて、せっかくだし#NAME1ちゃん。なんか飲んでく?」
あ…。ん~。
「じゃあ…なんか貰おうかな。シャンパンあります?」
勇「シャ、シャンパン…」
佐「色気…」
漣「…#NAME1#、なんでも飲むよ。今日はシャンパンの気分みたい」
ご名答!!
事実、私はワインから清酒、焼酎まで幅広く頂いてます。
崇「ははっ。じゃあくにさん、俺焼酎ロック」
く「ハイハイ」
わざわざ私の隣に来た円山さん。
崇「#NAME1#ちゃんはお酒だったら何が一番好き?」
「…うーん…」
それ聞かれると結構困る。
焼酎好きだしワインも良いし日本酒、清酒…。
「わかりません」
崇「そっか。好き嫌いがないんだな」
そういうことにしときます。
「…ありがとう、ご馳走様」
グラスを置き、立ち上がった時。
崇「「あっ!!」」
円山さんの足に躓いて、バランスを崩した。
転ける―――!!
目をギュッと閉じ、間もなく来る痛みに備えた。
ガシッ
…あれ?
崇「悪い!!大丈夫か!?」
………は?
只今の顔の距離:30cm
「あ…///」
崇「あ…///ごめん///」
「あ…はい///」
態勢を直して立つ。
円山さんを直視できない…。
鴻「ったく、人前でイチャイチャすんじゃねーよ」
勇「抜け駆け禁止~!!」
みんなの声に更に赤くなる。
「違います!これはただの事故です!!」
佐「ダメだ!!崇生は危険だっ!!」
みんなでやいのやいのやってたから気付かなかった。
2人の、全く意味の違う瞳が私を見つめていたことを…。