Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第3章 2人…いや3人!?*誓いのキスは突然に*円山崇生、柴咲漣*
次の朝
漣「…んん~…」
「おはよう、漣。よく眠れた?」
漣「…」コクッ
「ほら、早く着替えてご飯食べて」
漣「うん」
ご飯を食べていると、漣がふと言った。
漣「…今日くにさんのとこ行く」
「くにさん?」
漣の友達。
野球チームを組んでるらしい。
漣「明日…試合だから。打ち合わせだって」
「…なるほどね」
漣「#NAME1#も来てって」
「うんいいよ…ってなんで!?」
なぜ私が!?
漣「…くにさんとかが挨拶したいって」
「ふぅん…まあ、いいけど。いつ?」
漣「…5分後」
「わぁ」
そういうことは早く言おうよ。
ちゃちゃっと支度をした。
「間に合った?」
漣「…ぴったりすぎ」
「うん。行こうか」
~くにさんの店~
へぇ、1人でお店切り盛りしてるんだ。
漣「…………」
く「おー、来たか漣」
漣「…連れてきたよ」
人を犬みたいに言うなっ!←
く「君が漣のお姉さんか。俺、藍川久仁彦。よろしく!!」
私の手をブンブンと振りながら、くにさんは言った。
く「来たぞー」
くにさんは店の奥に呼びかけた。
?「あ~?」
?「誰々?」
?「漣のお姉さんならきっと………」
?「お前ら、少し落ち着け」
な、なんか…こせーてきな人達が…。