• テキストサイズ

Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】

第2章 ~俺が守ろう~*ジョット*家庭教ヒットマンリボーン*


#NAME1#side

「…うぅ…」

気がつくと、私はファミリーの医務室にいた。

剣は綺麗に洗われて側に置いてある。

「…私は…」

?「気がついたか」

「!!」

入ってきたのは…。

「ぼ、ボス!?なぜ…ここに?」

まさかのボンゴレファミリーのボス。

ジ「なぜもなにも、お前をここに連れて来たのは俺だ。それに、俺が来てなにか問題が?」

「い、いえ……」

ジ「…さて。…なにがあった?」

「…なにが…とは?」

ジ「お前があそこまでしたのには、なにか理由があるのだろう?」

理由…?理由…。

……!!

父さん…母さん…!

デュリオ…!!

瞼に熱が集まった。

「家族が…皆…!!」

ジ「…ああ…」

「皆…皆…!!逝ってしまった…!」

頬に熱いものが流れた。

私にとって、家族は心の支えだった。

かけがえのない存在だった。

家族のために生きてきた。

つらくても、家族を思い浮かべれば、乗り越えられたのだ。

それなのに…。

「…私だけ…残って…私は…これから…どうすれば…」

ジ「………」

「うっ…うぅ…」

ジ「…泣いて良い」

ボスのその言葉に、私は耐えられなくなった。

「うああぁあぁああぁあっ…」

子供のように泣きじゃくった。

心の支えを失い、もうどうすればいいかわからない…。
/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp