Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第2章 ~俺が守ろう~*ジョット*家庭教ヒットマンリボーン*
#NAME1#の故郷は知っていた。
ジ「とにかく急ごう…」
街につき、#NAME1#の姿を探す。
すると、
兵「急げ!!」
と、敵のヤツらが走っていった。
後を付けた俺は目を疑った。
#NAME1#が立っていた。
蒼い雨の炎を帯びた2本の剣を赤く濡らし、身体を真っ赤に染めて…。
#NAME1#は向かってくる敵を片端から斬っていく。
俺は何をするもなく、ただ見つめていた。
もし、この景色に映っているのが彼女でなければ、俺はここまで動揺しなかっただろうな。
こうしている間にも、2本の剣は弧を描いている。
ジ「…#NAME1#」
ついに見ていられなくなり、俺は恵那に声をかけた。
「…!!」
ゆっくりと振り向いた#NAME1#の顔は、涙と血が入り混じっていた。
「…ボス…?」
今にも消え入りそうなかすれたか細い声。
俺は何も言わずに近寄った。
いつもならば、跪いたりする#NAME1#が、ぼんやりとただ立っていた。
ジ「…大丈夫か?」
「…ボ…ス…」フラッ
!!
ガシッ
倒れかかった#NAME1#を抱き留めた。
…かなり疲労しているようだな。
連れて帰ろう。