Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第2章 ~俺が守ろう~*ジョット*家庭教ヒットマンリボーン*
私はふらふらと家を出た。
もうどうすればいいかわからなかった。
私は…1人になってしまったのだから…。
ふいに、
ダダダッ ガチャ
4人くらいの武装兵が、私に銃を向けた。
兵「動くな!!」
……。
兵「こいつ、あの家から出て来たよな」
兵「あの家のヤツらは全員殺ったハズだ」
…!!!!!!
…此奴等が…私の家族を…?
…此奴等が…デュリオを…?
…此奴等が…此奴等が…。
私の頭から、理性が消えた。
「あぁあぁあぁあぁあああ!!」
私は2本の剣を抜き、奇声をあげながら、武装兵に襲いかかった。
ひたすら斬り続けた。
憎しみに身を任せ、ただただ斬り続けた。
私が剣を振る度、誰かが倒れる。
何時しか私の身体は、真っ赤に染まり、私の周りには何人もの兵が倒れていた。
そして…止むことのなかった銃声が、止んでいた…。