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モルジアナと銀の羽

第4章 再挑戦


私はアリババさんと夕食を取り、湯浴みを済ませると早々にベッドに入り、まどろみながら明日することについて考えた。
(とりあえず、マスルールさんにはちゃんと話そう。これ以上心配させてはいけないわ。)
さっきの夕食の時はやっぱり少し怒り気味だったけれど、その後ピスティさんも「一緒に鍛錬出来ないから寂しくて拗ねてるだけだよ!大丈夫☆」って言っていたし。
ちゃんと体を動きやすくしておいてから行こう。
アリババさんはやっぱりしんどそうな様子だし、頑張って羽を手に入れて、彼を喜ばせなくては。

・・・羽に彼の疲労の回復なんて願えるのかしら?
いや、まずこれは彼に渡すのだから、彼がどんな願い事をするかもわからない。
ならやっぱり、マッサージでもするほうが良かったかしら?
でも、やられっぱなしで悔しいわ。もう一度戦うことはできなくても、何か罠にはめて羽をむしってやりたいわ。

そうだ、マスルールさんに何かいい罠はないか聞いてみよう。
私は明日私に起こる未来を思い描きながら眠りについた。
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