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その『精』『死』いただきます♡

第1章 実習先、間違えました!!


「………困ったなぁ」


いい人そうなこの人のことだから、か弱い女の子の涙のお願い、断るわけないよね?
ってか、断る方が人としてどーなのよ。


「今日だけだからね」

やった!

「ありがとうございます」


潮らしくぱあって顔輝かせ、お礼を言った。





渋々泊めてくれた割にこのおにーさん、あったかいご飯食べさせてくれて(ご飯じゃお腹膨れないけど)。
あったかいシャワーになんと、寝床まで提供してくれた。
めっちゃいい人!!
話に聞く天使はきっとこんな人をゆーのかな。
いやいやいや。
情に流されちゃダメ。
試験のターゲットに選ばれるくらいだもん。
なんかやらかしてるに違いない。
よし!
こっから一気に畳み掛けてやるわよ。
エリート悪魔、リッカさんの本領発揮なんだから。



「今日はベッド使って。俺は床で寝るから」


おやすみ。
なんて言って電気が消されて。
数十分後。
規則的な寝息が聞こえてきた。


「………はや」


こんなに魅力的な女の子が同じ部屋にいてよ?
寝ちゃう?
寝ちゃうの?
おっかしーな。
あたしのフェロモン、効かないの?
他の人には、効いたのに。

「………」


こうなったら、実力行使よ。


おにーさんの寝てる布団へと、ゴソゴソと潜り込んだ。
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