第4章 シンデレラへの階段
カズミは、夕食を食べた。
アランも食べていた。
アランは、アムネシアの事件で、ここのところ忙しかった。アランは、自室に犬を飼っていた。
ある日のこと
この日は、アランも忙しくて、プリンセスの護衛が出来てなかった。部下に任せていた。どこかに行くときや、廊下を歩く時も、部下か、誰かに守るようについてくれていた。
廊下を歩いていたら、誰かがひそひそ話をしていた。
「まだ、バレてないんだな。」
「はい、時間の問題だと思います。」
「アムネシアはどうした?」
「はい、手に入ってます。あとはここで流行らせれば」
「騎士団が気づき始めている」
「騎士団か、団長のアラン=クロフォードか?」
「はい、優秀な騎士でして」
その時は、カズミと、ユーリーがいた。
手の合図で、ユーリが、カズミに離れるように言った。
そっと離れようとした。
その時、気配で気づかれたのだろう。
行く先を遮られた。
カズミの腕を掴み、ユーリも捕まりかけたが、やはり、ただの執事ではない、少しは強かった。
スパイの腕を掴んで捻り、蹴り飛ばした。
カズミを掴んでいた、敵人の腕を取り捻った。
いっとき、プリンセスをちゃんと守っていた。
「ユーリ」と叫んだカズミ
その声に、近くにいた騎士が気づき、
「おい!何している」騎士が走ってきた。2人いた。
1人がインカムで話した。
そう、みんなに伝えた。アランにも伝わった。
アランは、慌てて、そこの場所まで急いだ。
敵のスパイは、10人くらいいた。
1人が、プリンセスに、何かを嗅がせた。
連れて行かれた。
騎士とユーリが見ていた。
騎士とユーリは、他の敵のスパイと争っていた。
それから、少し時間が経って、他の騎士とアランとジルとレオが来た。
敵も強かった。騎士とユーリは、薬を嗅がされて、少し殴られていた。
「おい、大丈夫か?」アラン。
「プリンセスは?」ジル。
「悪い、守りきれなかった。相手は10人近くいる。強すぎる」ユーリ
「何かを嗅がされて、連れていかれました。」騎士
「アラン、早急に捜索を」ジル
「分かっている。」アランはブチ切れそうな顔をしていた。
アランは即座に動き、部下に指示をした。
自分でも探した。その時、思い出した。
自室に行き、「マリナ来い。」
犬はアランを追いかけた。カズミの部屋に行き、
カズミの香水と、匂いのついたものを持ち探しに行った