第4章 シンデレラへの階段
1ヶ月後
戴冠式を挙げて、2人は夫婦になった。
「あ〜あ、カズミちゃんは、アランの奥さんになっちゃった。惜しいな。墜としそこなった。あれだけ、俺を選んでって言ったのに」レオ
「レオ、、もう」とカズミは言い笑った。
「笑い事じゃないよ。けっこう本気だったのに」レオ。
そこへ、アランが来た。
「レオ、何、口説いてるんだ?」と言い睨みつけた。
「あっ、アランに見つかった。」と苦笑いして、手を振って出ていった。
「まったく、油断も隙もない」
「何?いつ言われたの?」アランはムスッとした。
「何を?」カズミは赤くなった。
「惚けるな、さっきレオが言っていた、」
「あれは、最初の頃だよ。まだ、アランに気持ちを伝える前の事。」赤くなった。
「ふ〜ん。」と言い、アランは拗ねていた。
アランは引き寄せて、顔を近づけて、
「浮気するなよ、俺は嫉妬深いから、相手の男に何するか分からないからな。カズミに何かしたら、相手にブチ切れるから、覚えておいて、カズミは俺の奥さんだから。誰にも渡さない、生涯離さないから。」アランは照れながら言った。
「うん、分かった」赤くなっていた。
アランはカズミに、絡めるようなキスをした。
「人来る」カズミは赤くなり、アランの服を掴んだ。
「大丈夫」アランは赤くなり拗ねた。
それからは、
ウィスタリア王宮も、この国も何事もなく
アランとカズミの夫婦生活も順調に過ごしていた。
仲のいい夫婦だった。
これからも、
アラン次期国王とカズミ次期王妃がいる限り
平和な日々が続くだろう。
完