第25章 余裕な彼
「っん……なんで……ぁっ」
「重要な軍議の進行を止めた仕置きは受けねばな」
「やっ、ぁ、ごめんなさい……」
「もう遅い。それに…ここで止めて良いのか?」
私の片耳を舐めて甘噛みをし、意地悪く囁く。
「ふぁ……ぁ、でもここじゃ…やだ」
耳だけでも弱いのに、私の弱点を知り尽くした指は確実に弱いところを突いて快楽の中へと落として行く。
「それでは仕置きにならんだろう?」
耳には、自分の体から溢れ出す淫らな音……
「やっ、立ってられない……っ!」
「貴様はすぐ腰を抜かすからな。仕方ない、支えてやる」
「え?」
意味がわからず顔を上げれば、ガバッと両足を持ち上げられ、体が浮いた状態で壁に押さえつけられた。
(ここに来てまさかの開脚っ!恥ずかしすぎるっ!!)
「っ………やっ、こんな…」
セクシー女優顔負けの体勢に羞恥心は最高潮まで上げられる。
「そのまま俺にしがみついてろ」
狙いを定めた目が私を射抜き、同じように下半身も鋭いモノで貫かれた。
「あぁっ………っ!」
急に押し込められた快楽という名の凶器に身体は壁にのめり込みそうなほどにのけ反った。
「……っ、伽耶」
熱い吐息を吐きながら、信長様は奥へ奥へと蠢くモノを押し込んでいく。
「あっ、やっ、そんな急にされたら………はっ、あっ、んんんっ——っ!」
堪えきれず信長様に抱きついて襲いくる快楽に身体を震わせた。
「はっ、……まだ挿れただけだ」
「はぁ、はぁ 、だって…んぅ………!」
信長様は噛み付くように口づけ注挿を始める。
「っ、はっ、あっ、」
強引でオレ様で、
「伽耶」
なのに甘くて優しくて、
「あっ、あっ、…….ん」
どんな時でも蕩けてしまいそうなほどの幸福を与えてくれる。