第2章 竹の巻
「あんた、赤ん坊産んだんだってね!
赤ん坊産んだ後のカラダってどうなっちゃうのかあたいらも知っておかなくっちゃね。」
と言って鈴音は朱く染めた爪を立てて、縛り上げられた乙の片方の乳房を捻り上げた。
あいにく……というかわざわざ女将と領殿が出掛けてる日を選んだね。
止める者は誰もいない。
「おやあ?」
鈴音は首を傾げてもう片方も捻り上げる。
乙は一つも表情(かお)を変えず、淡々と言った。
「もう乳は出ないわよ。」
「なあんだ、つまんない。
じゃあここはどうなってるのかしらあ?」
鈴音が顎で指示する。
手下の娼妓が乙の両の脚を片方一人ずつ抱えて持ち上げると、あらかじめ私の枝にくくってあった輪状の荒縄に通して曲げた膝の裏でキッチリ結びつけた。
これで乙の秘部は剥き出しだ。
「ギャハハハハッ!」
感極まってか、下品に笑う鈴音。
「よーく見せてよ!」
しばらく乙の脚の間に顔を近づけて眺めていたけど、そのうちどこから持って来たのか「二股」に分かれた、細い木の枝でもって乙のヒダを掻き分け始めた。
「ふうん、ここもあたしらとそう変わらないわねえ〜」
プツ………
鈴音は枝を持ち替えて乙の膣に挿し入れた。
「…………っ!」
「ああら、ごめんなさい?
そうよね、あばずれの貴女はこんな細枝じゃあ満足するワケないわねえ!
………葛葉!」
鈴音に命じられて葛葉と呼ばれる手下が何やら小箱を抱えて来た。
乱暴に開けられた小箱の中には?!
「すごいでしょ?廓の物置で見付けたシロモノ!あたいらの中ではだーれも咥え込めなかったヤツ!」
鈴音が乙の顔の前にちらつかせたのは、子供の腕ほどもある張型!
折檻に使われたのかどこかの変態の客が持ち込んだモノなのか?!
その尖端には苦瓜の様に大小いくつもの突起が埋めこまれていた。
「じゃ挿すわよ。」
鈴音はいきなり張型を乙に挿し込んできた!
ズププ………
湿っぽい音と共に「張型」は乙の中に吸い込まれていった。
「ギャハハハハッ!!すっごおい!さすがあばずれ娘!!
見てえ!すっかり根元まで挿入っちゃったワ!」
手下たちも愉しそうに笑い転げる。
―――――辛すぎる境遇の女たちだからか?
ここまで酷なことがやれてしまうんだねえ。