• テキストサイズ

【金カ夢】夢の中で……。【Golden Kamuy】

第7章 ※谷垣さん(にセクハラする回)



恥ずかしさのあまり谷垣もユメコも慌てたが、何しろ無邪気な子供たちだ「わたしたちもー!」と、谷垣が子供たちの抱き枕として人気になるのに時間はかからなかった。




谷垣は根っからの真面目な性格で、女子供にも優しい為、戸惑ったりはしていたが、怒ったり邪険にしたりせず、大人しくされるがままだ。


『(谷垣さん優しい。お兄ちゃんが居たらこんな感じなのかな…)』


と、懐の広い谷垣に対して、普段甘てみたいが甘えられないユメコは、抵抗されないことをいいことに、その後も何度か谷垣枕を堪能していた。
谷垣は最初の方こそ戸惑っていたものの、「ユメコがそれで癒されるのなら…」と何やら受け身な発言までしていたが、甘えさせてくれる谷垣を次第に兄のように慕う。


──周りに人がいない時に『ゲンジロお兄ちゃん』とボソッと呼んでみた。
すると谷垣が妙な反応を示す。
不思議に思い訊ねると、谷垣は三人兄弟で兄と妹がいたそうだ。
悲しそうな顔をする谷垣、妹さんはどうやら病気で亡くなってているらしい。
勝手に兄ができたような気持ちになっていたので、呼べば迷惑なのかもしれないと悲しい顔をしたユメコに対し、谷垣さんは「気にするな…」と、とばかりに頭を撫でて甘やかしてくれた。





因みにその後、お酒を片手に酔っ払った白石が来て、



「はっ!?谷垣とユメコちゃんってそんな関係……いや、野郎同士でもアリっちゃアリかも……って、谷垣は俺の枕ぁ!」


と谷垣の取り合いになりつつも、子供たちと含め、皆で仲良く谷垣さんを囲み、もふもふする癒しの時間を過ごすこととなった。


因みに白石は、谷垣枕が子供たちに占領されると「ユメコちゃんが谷垣の代わりに枕になってくれてもいいんだよぉ?」とセクハラ発言をしてくる。彼はユメコのことを女だと知らないはずである。
素人童貞だと呼ばれる彼。意味かわからず調べると、【プロの女性としかイタしておらぬ仮性オトコ】だそうだ。
きっと女性と会えなかった際には見えないところで谷垣の雄っぱいも揉んでる違いない。『(ゲンジロお兄ちゃんを守らねば)』とユメコは決意を新たにするのであった。


お陰様で、お昼寝の時は白石を警戒しつつ谷垣の周りにユメコと子供たちが集まる時間になった。
/ 86ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp