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【降谷零】SPARK × PUNK【名探偵コナン】

第4章 「元整備士」×「マスタングGT500」


まさか連絡先の登録がこんなところで役に立つなんて。やっぱりあの時沖矢さんのやり方を見ていて正解だった。
秀也さんと連絡先の交換を済ませた後、近くにいた黒服さんにチェックを伝えれば伝票が下りてくる。

合計金額 35万円

この光景に見慣れ過ぎて、こっちまで金銭感覚が狂いそうになる。一応、ここではこれが普通の金額だ。

お会計を済ませ帰る秀也さんをエレベーターまで見送り営業スマイルを張り付けて扉が閉じるまで手を振り、閉まった途端まるで力が抜けたかのようにパタリと腕を下ろした。

「アリスちゃん、こっち指名入りましたー!」
「はーい! 今行きます~!」

エントランスから聞こえる声にそう答えながらエレベーターを背に私はまた店内へと歩き出した。

新宿歌舞伎町、夜の街。ここに、降谷くんの言うあの極国際的犯罪組織、通称を黒の組織。

その一人が必ず、この街にいる。
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