• テキストサイズ

【名探偵コナン】sangría

第17章 難攻不落の



「そーいえば、あの人も気づいてたぜ?
そのお陰で茶木警視との会食の嘘がバレたんだからな」

「だろーな。
ま、今日ここに来てたこと自体びっくりだったんだが…」

「ほいこれ、あの人からオメーにだとよ」


そう言って渡したのは、折りたたまれた1枚の手紙。


「あの人もオメーも、オレを伝書鳩か何かと勘違いしてんじゃねぇか?」

「信頼してるってこったろ?彼女も、オレもな?」

「オメーからの信頼なんざこれっぽっちもいらねぇよ」

「冷たい事言うなよ名探偵。
んじゃ、オレはおいとまするぜ?相談役と彼女によろしくな!」


そうして怪盗キッドは、窓から夜の闇へと姿を消したのだった。





















「げっ、マジかよ…」

先程受け取った手紙を開いたキッドは、夜空を飛びながら思わずそう呟いた。






____愛しの月下の奇術師さんへ。
近々、あのジャケットを返しに貴方の元へ伺います。
望み通り、沢山お話しましょうね。
楽しみにしてるわ。
月下の美しい私より____

/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp