第5章 山姥切国広
私が鬱病ということを知っているのは、
担当役人さんと初期刀と初鍛刀のみ。
初期刀と初鍛刀だけには必ず言えと、
役人さんにめちゃくちゃ言われた。
正直言うつもりはなかったけど、
めっちゃ目をかっ開いていたもので、
ちゃんと言った。
段々瞼が重くなってきて、
暫くしたら、眠りに落ちた。
___嗚呼 首吊る前にアンプw ピッ
「主、朝だ。入るぞ。」
目覚ましが鳴ったと同時に、
うちの初期刀、山姥切国広が入ってきた。
『..っ...はよ....。』
「あぁ。寝起きか。さっさと支度を済ませて朝餉を食べるぞ。」
そう言い、私の箪笥を開けるまんばちゃん。
『っ..。』
服を探しているまんばちゃんの背中にぎゅっと抱きついた。