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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第4章 厨


三日月の優しさに甘え、
そっと、抱き締め返した。

どうやらバレていたらしい。

審神者として、主として失格だ。

皆に心配かけないようにしなければならない。


『..有難う。そろそろ普通に喉乾いたかな。』

「そういえば、喉が乾いていたんだったな。すまんな。」


そう言って、ほけほけと笑い離してくれる三日月。
綺麗。私とは全然違う。

私は自分が醜い。大嫌いだ。


『じゃ、また朝餉の時にね。』


そう言ってその場を後にした。




暫く進むと厨があり、
灯りが付いていた。

光忠と、伽羅ちゃんと、雅ぱいせんこと歌仙が居た。


「やぁ、今日は、随分と早いんだね。」
『ちょっと喉乾いてね。』

「...。」

私と歌仙の話を聞いていたのか
大倶利伽羅が無言で水を汲んで渡してくれた。


不器用ながらも周りに気配りができる子。

本当にいい子だ。

っ..あー、だめだめ、変な事考えたら余計ダメだ。

『有難う。』

水を一気に飲み干した。
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