第18章 演練
薬研side
倒れた大将を受け止める。
「..何も知らないくせに、そんなこと言うんじゃねえ。」
キッと相手の審神者を睨み、大将を抱いて部屋を出た。
「!..大将?!」
部屋の外に居た信濃が真っ先に気付き
駆け寄ってきた。
信濃の声に気づいたのか他の奴らも、此方に寄ってきた。
「何があった..!」
「疲れちまったらしい。」
皆に、本当のこと言ったらやばそうだからな、適当にあしらう。
特に、切国の旦那は大将に対して過保護すぎる。
何しでかすか分からんからな。
その後すぐ、あの審神者たちも出てくる。
「...。」
バツが悪そうな顔をする。
相手方の三日月は、申し訳ない顔をしていた。
俺が、相手の方を見すぎたせいか、
長谷部の旦那が彼奴に近付いた。
「貴様、主に何をした。」
「..別に何もしてないわよ。」