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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第17章 役人


朝霧side



『お久しぶりです。』

「嗚呼。...その包帯、またやったのか。」


『っ...。』


流歌は何も言えず、下を向く。

別に怒ってるわけではない。
言うなれば仕方の無いことだ。

咎めても仕方ない。
これでも収まって来た方だ。

ここに来た当初は、本当に酷かった。


「怒ってはいない。今日はそんなことじゃなく、もっと大事な話がある。」


本当は、もう少し早めに来る予定だったが、
何せ、政府はブラックも同然。
わかりやすく言えば、
介護職の人みたいに
一人で十人ほどの
審神者の本丸担当をしなければならない。

俺は、まあでも少ない方で、五人の審神者を請け負っている。

が、そんなことはどうでもいい。

「早速本題に入るが、お前の妹がここに見習いとして来る。」


妹という言葉で、顔を歪める。

「俺が、不甲斐ないばかりにすまない。」


頭を下げた。
本当に申し訳なさでいっぱいだ。

『...顔を上げてください。朝霧さんは悪くないですよ。』


力なく笑う彼女。

胸が痛んだ。
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