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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第16章 薬研藤四郎


薬研side


大将は子供のように...と言っても俺たちからすれば赤子も同然の年齢。

なにかの糸が切れたかのように泣いた。


今は、泣きつかれたかのか、俺の腕の中で眠っている。


俺と身長が全然変わらない、その小さな身体で何を抱え込んでいるのか。

泣いている時は、ひたすら謝っていた。

何に対して謝っているのか、
想像はつかない。

だが、なにかに怯えているようには、見えた。


一体、俺たちに会う前、大将は何を経験したのだろうか。




「主、客だ...て、薬研何故ここに居る」

「ちと、色々あってな。んで、どうしたんだ、長谷部。」

「いや、役人が来たから、呼びに来た。」

「そうか。大将、役人が来たぜ。」


気は引けるが、役人が来たからには、起こさなきゃならない。


「ここの審神者は、何してる。...って、寝てんのか。..!..この腕の包帯どうした。」


急に来たかと思えば、俺たちを睨む役人。
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