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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第14章 私のヤリカタ


一期side

薬研と談笑しながら、薬研が普段居る医務室へと行く。
すると、そこには、主殿が何かを探していた。

お声をかけると振り向き、
辛そうな顔を此方へ向ける。


そして、ガーゼと包帯を持って部屋を出て行こうする主殿の腕を薬研が掴む。

薬研は吃驚した顔でバッと腕を離す。


何故、すぐ離す?

『...ごめん..。』

小さく呟き、主殿は部屋を出て行った。


「やげ..!どうしたんだい!その手は!」

薬研の手には大量の血がついていた。


「...。」


私の問いには答えず、
何かを考えていた。



そして、すぐ何かを持って主殿を追いかけていった。


無力な自分が憎い。

私には、出来ることが何一つとしてない。

主は、悲しい目をしていた。

なのに、何も出来なかった...。


「...一期なにしてんだ。」
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