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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第14章 私のヤリカタ


薬研side


いち兄と医務室に戻ると、部屋には大将が居た。

声をかけると此方へ振り向き、腕を隠す様に後ろで組む。


嘘をつくには下手すぎだ。

そこにあるのは、ガーゼと包帯。

そして、嘘をつく大将に悲し声色で呟くいち兄。

その、いち兄に顔を歪める大将。

そんな顔をしないでくれ、俺っちたちは大将が心配なんだ。

『ごめん、この二つだけ貰うから。』

「待て、たいしょ...!..」


そう言って、ガーゼと包帯持ち、颯爽と部屋を出ようとする大将の腕を掴んだ。


___ベト


俺は驚愕した。

大将の腕は紅く染まっていた。

そして、俺っちの手もまた、紅く染まっていた。


何に使うか聞こうと思ったが、
聞かずとも分かってしまったのだ━━━。

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