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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第10章 倒れた主


長谷部side


主が目覚めた。

顔はいつもより青白く、
血色が悪かった。


そして、何より怯えている様にも見える。

俺達には、主が何に怯えているのかは、
到底理解できないし、
きっと今後も教えていただけるとは
思えない。

主は、そういうお方だから。


薬研が、主の頭を撫でると、
先程とはうってかわって、
とても嬉しそうな表情をされた。


━━━━━━━俺も触れられれば..。薬研ばかり狡い。


そんな、黒く醜い感情を、
薬研にに抱いてしまっている時点で、
仲間として最悪だ。

だが、この本丸に顕現されている刀たち皆、
主に魅了されている。


『...長谷部..?』

主の声で我に返る。

「!申し訳ございません。どうされましたか..?」

『大丈夫だよ、今日から暫く近侍頼めるかな...?』


俺にとってはまたとない、嬉しい知らせだった。


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