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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第10章 倒れた主


薬研side


倒れてから、一刻が過ぎた頃、
大将が目を覚ました。

目覚めてからの脈を測ってみたが、
変わらず正常だった。


だが、脈を測っている時、
何か思い詰めた表情(カオ)をしていた。


「大将、何かあったのか。」


大将は、現世の流行りの病にかかっている。
それは、ここに来た刀剣全振りが知っている、
が、大将は初期刀の切国の旦那と、
今剣しか知らないと思っている。


『いや、ちょっとね。』


へらりと笑う大将。

こうやっていつも気持ちを誤魔化し、
俺たちは何も知らないフリをする。

無言で頭を撫でると、
吃驚しながらも、
でも、どこか嬉しそうに目を細める大将。


この表情(カオ)を一生守らなきゃならねぇ。

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