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【R-18】鬱 審 神 者【刀剣乱舞】

第10章 倒れた主


薬研side


___ドタドタドタ

バッ___


「廊下は、走るなっ...て長谷部の旦那じゃねぇか。珍しいな、どうしたんだ?」

「っ..ある、じが...」


廊下を走っていた犯人は、長谷部の旦那だった。

でも、様子を察するに大将が関係しているようだ。

「!..すぐ行こう。」






審神者部屋に着くと、
ぐったりと布団の中に寝かせられていた
大将がいた。

すぐに脈を測る。

「...脈は正常だな。ちょっと失礼するぜ。」

そう言い、服の中に聴診器を入れた。



「...呼吸も正常だな。にしてもなんで急に、倒れたんだ?」

「俺もわからん。もしかして、朝餉を食べなかったのが原因か..?」

「前もちょくちょく食べなかったことあるが、倒れることはなかったからな..。」


前々から拒食気味なのは知っていた。
でも、倒れるのは今回が初めてだ。
それもあってか、皆も動揺している。

今剣に関しては、
初鍛刀であり、
切国の旦那と同様事情を知っている為か、
自分を責めているようだった。

「...様子を見るしかないな。」

「..嗚呼...。」
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