第7章 心配
加州side
切国が、燭台切に主の朝餉はいらないと話していた。
俺たちの主は、偶にご飯を食べない。
一日で済めばいい話だけど、
普通に一週間とか、一ヶ月とか稀にある。
その時は、切国や燭台切が頑張って食べさせていた。
二人とも、心苦しくはあるみたいで、
でも、食べないと主は死んじゃう。
だから、協力して食べさせていた。
そんな中、主は自分も苦しい中
いつもと変わらなく接してくれたりしている。
だから、俺たちも変わらず主に、
何も知らない体(テイ)で接する。
それが、主の望むことだと俺は思うから。
顕現したての頃、切国に主は、
鬱病という病にかかっている
ということを聞いた。
前の主...沖田君みたいに、不治の病というわけではないらしい。
だけど、心の病ということで、
治りにくくもあり場合によっては、
自ら命を絶つ危険性もある病。
その衝動?を抑えるために、
主は、薬を飲んでいる。
切国の監視のもとだけど。
主が心配で審神者部屋に来た。
部屋に入ると机の前でボーッとしている。
「あるじ~?主?どうしたの?主!...主!」
『..っ!ご、ごめん!どうしたの?』