第1章 うちの子紹介①
紅 自由 (くれない しう)
21歳 歌い手・配信者 性別 男
好きなもの 歌うこと、酒、料理、友達
嫌いなもの タバコ、昼、自分
病気 統合失調病、過食嘔吐、躁鬱
「『いただきまーす』」
紅自由は青みの強いブルーグレーのセミロングの髪をハーフアップにして真っ白な肌に映える真っ赤な瞳を持つ青年。
濃いクマと細い体を持つため、少し不健康に見えるかもしれない。
『しうくんはいつ家に来たの?』
自由「ん~?2時くらいかなぁ」
『そっか~』
自分の家に家族でもない人間が夜中の2時に入り込んでも全く怪しんだりしない。それが人生。
『お仕事は?』
自由「レコーディングは終わらせた。編集は明日する。」
自由の職業は「歌い手」
歌い手一つで飯食って高級マンション住めるくらい稼いでいる。自由は実家暮らしいだが。
最近は配信者としての活動も始めたらしく、最近は特に金使いが荒い。
自由「,,,あ、そ~だあ」
『ん、どうしたの?』
自由「はい、これ。プレゼント。」
『へ?僕に?』
自由「あらたくん意外に誰がいるんだよ。」
『,,あ、ありがと。』
『わあ、きれい、』
箱の中には、真っ赤な石の埋め込まれた薔薇の形のネックレス。
自由「へへ、うれしぃ?」
『うん、うん、うれしい!』
自由は人生の好きな花、好きな色、好きなブランド、食べ物、ゲーム、スポーツ、教科、服,,,など基本的に自由に人生のことを聞けば基本的になんでも答えてくれる。なぜなら彼こそが人生のセコム(ストーカー)だからだ。
まあ、これは人生に限ったことではない。自由は人のことを何でも知りたがる癖があるため、無意識に観察癖がついてしまった。自由にも、あれ?なんでこんなこと知ってるんだろう。ということがしばしばある。
まあ、人生が自分の教えていないことも何でも知っている自由に違和感を抱くわけもなく。
『しうくん、ありがとう!』
人生は満面の笑みで感謝を伝えるのであった。