第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
クロガネ)「…まぁアヤからしたら兄弟みたいな育ち方だったからと思うがのう…あいつはカカシのかっこいい部分より弱い部分を見てきて…そう言う対象にならんかったんじゃないか」
イッカク)「…それは母性的な?」
ペンギン)「それは違くないか?」
シャチ)「…でもアヤ、あの祭りで『離れられてない』って言ってなかったか?」
イッカク)「それは心配で、じゃなかった?」
クロガネ)「まぁ本人がおらん今、ここで話してもなんも分からん…そればっかりはアヤに聞くしか」
ロー)「…クロガネ屋と…」
クロガネ)「ん?」
ロー)「…クロガネ屋と甲板で話をしていた時…カカシって奴が夢に出てきて、おでこにキスして消えていったらしいじゃねぇか」
クロガネ)「あぁ。そうじゃったな…坊主達、聞いとったな」
「「「…バレてる…」」」
クロガネ)「安心せい。アヤは坊主しか知らん…アヤはあの時、雛鳥とも言っとったな…」
シャチ)「…雛鳥…」
ペンギン)「え?それ、最初に見たやつを親と思う…とか、そんな感じっすか?」
クロガネ)「恐らくな…まぁ何にせよ、アヤの唇を1番に奪ったのは坊主じゃな…それは間違いない」
…ニヤニヤしながら言いやがって…
ロー)「…気持ち悪い言い方だな」
クロガネ)「…可愛くない奴じゃのう」
ベポ)「…オレ全然ついていけなかった…」