第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
俺は1人医務室に残りアヤから貰った守り石を手に持っていた
これが…チャクラの塊なのか
普通の綺麗な石にしか見えない
アヤの瞳の色の…綺麗な石
そういえばアヤのチャクラの残像だったか
そんな物が俺に付いていたとは
自分の体を見たり触ってみたが…分からない
…見えないのが…少し悔しい…
俺は守り石を服の中に直して立ち上がり
アヤに付けてた点滴を交換して
自室に戻ろうと思いアヤの頬を撫でた
顔色がいい
前にもあったが
アヤを抱いて寝れないなら
今日は寝れないな
いっその事ここで寝るか
椅子があるなら寝れるし
なんならベッドも狭くないし
というか俺の部屋で点滴すれば…
そんな事を考えていたら守り石が少し暖かくなった気がした
そして寝ているアヤの顔が緩んで
小さく笑ってる気がした
一瞬の出来事だったが
俺は小さく笑みを零して
もうここで寝てしまおうと思い
アヤの横に抱き締めるようにして横になった
医務室のベッドは2人ぐらい寝れる大きさがある
うちにはベポがいるから
普通のベッドじゃベポを治療する時に困る
ジャンバール用にも新しいベッドを買わないとな
…まさかこんな使い方するとは思わなかったがな
俺が抱き締めるようにして横になれば
上を向いていたアヤの頭が俺の方に傾いた
偶然かもしれないが、俺はそれが嬉しくて
アヤの頭にキスをして目を閉じた