第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
そんな事言われなくても分かってる
独りにするつもりも、泣かせるつもりもない
俺の答えを聞いて猫は小さく笑ってまた浮き出した
嚇母)“…僕は戻るよ…明日も様子を見には来るから”
ロー)「…あぁ」
クロガネ)「…お前さん…アヤが起きたら分かるんじゃないんか?それこそ夢を渡って…」
嚇母)“今のアヤは…夢とは違う所にいる…だから夢を渡っても会えないんだ”
ロー)「夢と違う所?」
嚇母)“夢じゃない…どこか違う所…説明が難しいんだ”
猫が苦笑いしているように見えた
俺達はそんな猫の言葉に黙って見ていれば
嚇母)“明日、その守り石にアヤのチャクラと僕のチャクラを入れに来るよ”
そう言って猫は消えた
猫が消えた後、しばらくしてクロガネ屋は立ち上がった
クロガネ)「ワシも寝るとするわい。明日グラサン達にも話しがあるからのう」
そう言って医務室から出ていった