第87章 ★ その後 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私は動かせる範囲でローに目を向けた
「それって…ご褒美?」
ロー)「は?」
私の言葉にローは呆気に取られた顔をしていた
何言ってんだこいつみたいな顔になってる
「いや、だって…ローの膝枕なんてご褒美にしか…」
ロー)「…いらないんだな」
「いるいる!欲しいです!」
ロー)「…なんでそんなに必死なんだ?初めてじゃないだろうが」
私が体を起こして膝枕の体勢になろうとしていたら
ローは少し呆れるようにため息に付きながら声を出した
でもそんなの気にしなーい
私は少しウキウキしながらローの足に頭を乗せて
ローを見上げた
「んふふっ…ご褒美」
私がそう言うとローは頭を撫でてくれた
私は嬉しくなって更に笑みが零れた
ロー)「…落ち着くか?」
ローの言葉に驚いて目を見開いた
そうだった
私は顔を逸らしてローから視線を外した
ローの膝枕でテンションあがって忘れてた
話をしなきゃ