第87章 ★ その後 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「あのね…夢の話なんだけどね…」
ロー)「…夢?」
ローは私がそんな話をすると思っていなかったのか顔を上げた
私の頭からローの顔が離れた
「…夢…多分、夢じゃない、私の夢…」
ロー)「…夢じゃない夢?」
私の言葉にローはどう思うだろう
夢じゃない夢なんて…
「…何言ってんだこいつって思うかも知れないけど…その…」
ロー)「…」
言葉を詰まらす私にローは何も言わなかった
ちゃんと言葉にしなきゃ…
そう思っていたらローが体を動かした
私は疑問に思ってローから体を離せば
ローは足を伸ばして私に目を向け足の上を軽く叩いた
ロー)「ん、」
「え?」
私は思わず目を丸くした
え?そこに座れ…と?
ローの足の上?
え?まじ?
固まっていたらローに腕を取られて引っ張られた
「ぅわっ!」
私はバランスを崩してローの足の上に寝転ぶように転がった
ローの太もも固い…なんて思いながら固まっていたら
頭の上から声をかけられた
ロー)「そこに座るか、頭を乗せて横になるか。どっちか好きな方を選べ」
…横になる?
ローの膝枕って事?
それって…