第87章 ★ その後 ★ 夢主視点 ★ ① ★
嚇母)“…皆探してたよ?アヤがいなくなったって”
「ふふっ…その割には誰も甲板に来ないね…どこかの誰かさんが手引きしてくれたのかな?」
嚇母)“…さぁね…”
嚇母の答えを笑えた
私は嚇母から視線を外して冥母に目を向けた
「…ねぇ嚇母…」
嚇母)“…何?”
「…もし、あの時私が死んでたら…使ってた?」
嚇母)“…何回も言ったはずだよ。君を死なせないって”
「そうだったね…私も死なないんだった」
嚇母)“ったく”
嚇母はため息を着いて私の肩に降りてきた
まさか降りてくると思わなくて嚇母に目を向けた
嚇母)“君は本当に目が離せない…無茶ばかりだ”
「…これでも自分の体を大事にしてる方なんだけどなー」
嚇母)“…”
「なんでそんな目で見るの?」
嚇母)“…呆れたんだよ…まぁそれは認めるよ。あっちの世界では考えられなかったね。君は変わった”
「ここに来れて…ハートの海賊団に拾われて、ローや皆に会えて良かった」
嚇母)“それは君だけじゃない”
「ん?」
嚇母)“君もそう思うだろ?”
嚇母の視線の先に私も目を向ければ
ローが壁に背中を預けて立っていた