第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
そんな事を聞くとは思わなくて
それを聞いていた男全員が目を見開いて固まった
イッカクは…泣きそうだった
…アヤ…お前は大丈夫なのか
俺が握り締めていた手を離した後から守り石が
ずっと冷たく感じていた
その表現があっているのか分からない
だが、まるで今のアヤみたいだと思った
アヤは左手をゆっくり上げで
顔を隠すように
目元覆うように…おでこに手を当てた
…アヤ…
【「…っ…ローに、あいたいっ…」】
アヤの声は…泣いていた
せめて通信機が使えたら…
ロー)「…シャチ。ペンギン。祭りが終わったか確認してこい」
「「…アイアイキャプテン」」
俺の指示に2人は静かに動いた
イッカク)「…キャプテン…」
ロー)「終わり次第迎えに行く」
クロガネ)「…そうじゃな…」