第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
本当は今すぐにでも行きたかったが
もしここで
祭りの決着着く前にアヤに手を貸して
アヤの負けになったら…
そう考えてる余裕があった事に驚いたが…
俺がそんな事を考えているのが分かったのか…
それとも全員が同じ事を思っていたのか分からないが…
誰も何も言ってこなかった
アヤの肩を乗る猫がアヤの頬に擦り寄っていた
慰めるように
【嚇母)“…もう少し頑張って…もう少ししたら…っ!アヤ!”】
【「っ!」】/「「「?!」」」
猫が何かに反応してアヤは振り返った
【ムエ)「…殺してやる!」】
戦意喪失したと思っていた忍者が襲ってきた
アヤは避けるもまともに動けず攻撃を食らい飛ばされた
【「あ"ぁ"っ!っぃ!」】
イッカク)「アヤ!」
クロガネ)「…まだやる気じゃったんか」
アヤは背中から岩にぶつかり岩が砕けた
でんでん虫から一瞬息が止まるような音が聞こえた
【嚇母)“…アヤ…”】
アヤは咳き込んでゆっくり息を整えながら忍者に目を向けた
【「ゴホッゴホッ…くそっ…まだ殺る気かー…はぁ…大人しく、しとけよなぁ…はぁ…はぁ…もぅ、人を斬る力も…残って…ないんだけどなぁ…はぁ…はぁ…しつけぇな…クソが…」】
画面を見てるしか出来ない…何も出来ない自分が悔しい