第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【嚇母)“…アヤ…”】
【「分かってるよ…でもやらないと」】
【嚇母)“…僕は何も言わないよ…アヤに任せる”】
【「…らしくない」】
【嚇母)“…たまにはいいんじゃない”】
アヤはすっと刀を体の前に持って行き
左手を刃に添えて目を閉じ息を吐いた
【「…名前…考えてあげないと…」】
アヤの呟くような言葉に反応するように
刀から赤い炎が出てきたが…次第に色が変わった
イッカク)「…綺麗…」
シャチ)「は?何言ってんだ?」
イッカク)「あの炎、綺麗じゃない?」
シャチ)「…確かに、綺麗だけど」
クロガネ)「あれは、アヤの命の炎じゃよ」
「「「え?」」」
クロガネ)「言ってたじゃろ?冥母は命を…生命力を吸い取り力に変えると…あの炎は冥母に命を吸わしているんじゃよ」
ペンギン)「…それ、大丈夫なんですか?」
クロガネ)「正直分からん。あの嚇母とか言う口寄せがおるから大丈夫だと思うが…」