第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
シャチ)「あいつ…この状況でまだ…よく煽れるな」
ペンギン)「アヤらしいけどな」
【ムエ)「…ガキが。これであんたは…」】
【「動けれないとでも?舐めてもらっちゃ困るわ」】
【ムエ)「ふんっ。ならこれでどう?土遁・岩柱牢の術!」】
地面から岩の柱が数本出てきてアヤの行く手を阻み
岩の柱はアヤに向かって動き出した
このままならアヤは岩の中に閉じ込められる
【「!!」】
俺達には閉じ込められたように見えた
「「「アヤ!!」」」
凄まじい光と共に岩が爆発した
でんでん虫からはアヤの息を飲む音が聞こえたと思ったら凄まじい爆発音
「「「?!」」」
思わず耳を塞いだ
俺以外の奴らも…
ロー)「…全員大丈夫か?」
「「「…アイアーイ」」」
ジャンバール)「…大丈夫だ」
クロガネ)「…」
会場は映像だけで爆発に盛り上がってる
爆発した岩の中にアヤは傷だらけで立っていた
でんでん虫からは荒い息がずっと聞こえている
頭から流れる血を拭いながら刀を忍者の女に向けていた
【「…舐めるなって言ったよね?たかが閉じ込めたぐらいで…」】
イッカク)「…良かった」
シャチ)「大丈夫なのか、あいつ」
ロー)「…」
【ムエ)「なっ!なんでよ!なんで…ここまでやっても…私はこの女に勝てないの…私は…何のために…」】
アヤの姿を見て
忍者の女は戦意を失ったように泣きながら腰を落とした
【「…もう終わりにしよう…」】
でんでん虫からアヤの静かな声が聞こえた