第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【嚇母)“ばっっっかじゃないの?!”】
「「「?!」」」
急にでんでん虫から聞こえた声を驚いて目を向けた
猫が怒鳴ってた?
【「う"ぅ…そんな力強く…耳元で叫ばないでよ…頭に響く」】
【嚇母)“分かってるの?!僕は傷は治せても血を増やす事はできないし!チャクラだって…兵糧丸があると思ったから!”】
【「いやー。まさかだよね…あの子から回収するのすっかり忘れてて…気付いたとしてもここまで持ってきてくれるとは思えないし…ってか巻き物に入れてるから…気付かないよね…」】
「「「は?」」」
アヤのまさかの言葉に
こっちは焦り出した
イッカク)「え?え?あの子から回収って言った?」
シャチ)「え、今の話…無いって事?」
【嚇母)“…信じられない…”】
【「…ごめんて…正直今あるのはクナイが数本、手裏剣も多くない、巻き物は1本あるけど…これは…えへ」】
ペンギン)「は?!それ大丈夫なのかよ!」
ジャンバール)「そう言えば腰に付けてたポーチが無いな。その中に入ってたのか?」
クロガネ屋は口を開けたまま固まっていた
【嚇母)“…信じられない…”】
【「…とにかく…今の状況でどうにかするしかない」】
【嚇母)“…はぁ…仕方ない。僕のチャクラもアヤのチャクラも底をつく前に決めないと”】
【「本当にそれなー」】
呑気に聞こえてくるアヤの声
思わずため息を付きそうになったが
先に付いたのはクロガネ屋だった
クロガネ)「馬鹿じゃな。本当にこいつは…」
ロー)「…」