第84章 ☆ 冥母 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【?)「殺す気だったろ?」】
【「…」】
声をかけられアヤは小さく息を飲んで
ゆっくり振り返った
【?)「無意識に…殺すつもりだったろ?…あんたはそう言う女だ」】
【「あんた…見た事ある…確か…《ムエ》だったか?」】
【ムエ)「はぁ?見た事あるで済まされる訳ないでしょ!こっちはあんたなんか忘れた事なんかないんだ!私からあの人を奪っておいて…よくも!」】
【「…はぁ…ローの次はカカシか…昨日といい今日といい…厄日かな?…やたらそう言うのに絡まれるな…めんどくさ…私の知らない所で勝手にやっててよ」】
俺達は呆気に取られていたが普通に話すアヤ
シャチ)「…さっきの…」
ペンギン)「…アヤ…殺そうとしてた…よな?」
イッカク)「ってかさっきから普通に…人が出てきたんだけど」
ジャンバール)「さっきの般若とか言う若者はともかく…あれが言ってた敵の忍者か?」
クロガネ)「…まぁ…そうじゃな…」
ロー)「…」
アヤと女の会話を聴きながら
俺達もゆっくりではあるが平常心に戻ろうとしていた時
【ムエ)「…あの時…あんたさえいなければ!カカシは私の物だったのに…でもまぁここで会えたのはラッキーだったわ!また殺してやる」】
女の言葉に思わず全員が反応した
【「また?」】/「「「「また?」」」」
アヤと同じタイミングだった
アヤも同じ事を思っていた
またってなんだ?
アヤは心当たりがないのか?
【ムエ)「あら覚えてないの?あんたの背中を斬って滝から落としたのは私なんだよ!」】
「「「はぁ?!」」」