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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第83章 ★ 冥母 ★ 夢主視点 ★ ① ★







ベポと繋いでる手を見ていたら
思わず笑みが零れた





「…本当に…らしくないよね」

嚇母)“…お互いにね”

ベポ)「?」





私の独り言が嚇母に聞こえていて
嚇母の返事にベポは首を傾げた




そんなベポを見ていれば
可愛くて…暖かくなった





「私、皆のおかげで優しくなれた気がする…本当に…皆は毒だね…猛毒だ…この毒に犯されてたら…自分が好きになれそう」

嚇母)“…そうだね。だから僕とも契約出来たんだ…良かったね…ちょっとやそっとじゃ死なせないよ”

「死なないよ」

ベポ)「?」



そんな会話をしながら岩場に隠れるように
寝てるあの女の子
隣には心配そうな顔をしてる冥母の元に着いた





大きな姿で守ってくれていたんだ


なにか言いたそうにしていた冥母
先に私が声をかけた






「冥母…ちょっと待っててね…悪いけどこの子には起きてもらう」





冥母はしゅんとしてその場に座って
私はベポの手を離して女の子の横に腰を落として


軽くビンタした



突然の行動にベポは驚いた





ベポ)「え?!アヤ何してるの?!」

「一瞬でいい…目を開けて…寝かせられなくなった」





頬を叩いていれば
眉が少し動いて…少しづつ目を開けた




?)「…んっ…」

「おい。私が見えるか?」





寝ぼけてるのか
自分が生きてる事が不思議なのか
女の子はゆっくり視線だけ
私に向けてボーッと、私を見ていた





?)「…」

「悪いけど体を…」





女の子の体を起こそうとしたら
横に般若が立っていた





般若)〘そんな事しなくていいよ。出てこれたから〙

「あ、良かった…悪いけど」

般若)〘大丈夫。そのつもりで出てきたからね〙

「なら早く行って。時間が無い…んっ!」






目を離した隙に隣に座って顎を掴まれて







…キスされたんだけど









般若は触れるだけのキスをした後
少し顔を離して顎を掴んだまま目を細めて笑った






般若)〘…使うか使わないかは君が決めな…お礼だよ…1度だけ使わしてあげる〙






そのニヤケ顔ムカつく








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