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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第83章 ★ 冥母 ★ 夢主視点 ★ ① ★







地面から無数の帯の束
折れた刀で斬ったりしていたが意味が無い




帯達を避けていたが隙をつかれて




左の首筋を斬られた





「つっ!」





…あと数cmズレてたらまずかったな




やっぱり左腕を治してもらうべきだったか…









目では追えたのに体がついて行かなかった





痛みから足元がふらつく


息も上がる



斬られた時に落としてしまった刀が
足元に転がっている




右手で抑えているが血が止まらない







私の後ろではムエが笑いながら私を見ていた







ムエ)「へぇ。よく避けたじゃない。確実に首を跳ねたって思ったけど…今チャクラをほとんどあの醜女に使ってるんでしょ?大変ね…まぁ、その割には…」






私は顔だけムエに向けた





ふふっ



「…醜女?それ自分の事?」

ムエ)「…殺してやる」






小馬鹿にするように笑って見せれば
ムエは真顔になって
私の首に斬った小刀に付いた血を払って
ゆっくり私に向かって歩いてきた



私はゆっくり視線を戻した






「…この一撃で…私を仕留めとくべきだったね」

ムエ)「は?」





ムエは足を止めた





「…こんなチャンス…もう来ないよ…ふふっ。面白いもの見せてあげるよ」

ムエ)「ふん!左腕も折れて首の止血に右手を使って…印も結べないあんたなんて…!」






確かに両手は使えない



チャクラだって治療に使ってるから
私が使えるチャクラは限られてる






私に残された…私だけの戦う手段






覚悟を決めろ
私はこんな所で死ぬつもりは無いんだ!














私はゆっくり息を吐いて体をムエに向けた




血が止まらないから私の胸元にも流れる







「…私が…なんの仕掛けもなく…のこのこ出てくるような奴だと?…私、手癖だけじゃなくて足癖も悪いのよ」







焰血化粧・解







息が上がりふらふらになりながらも蹴りで対応した





この怪我でこれを使うのは
ある意味自殺行為だけど
そんな事考えてられない







でも意識が飛びそう






もし、今のまま意識を飛ばしたら



















そんな事を考えていた時




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