第80章 ☆ 報酬 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「タトゥー入れて♡」】
【?)「え?」】
【「タトゥー。私入れて欲しいタトゥーがあるの。あなたの記憶で見たけどあなた彫り師でしょ?それも腕のいい」】
【?)「え、それは、島の人達が言ってるだけで…」】
【「それでいい。私あまり人に体を預けたくないの。あんたになら預けてもいい。現に今預けてるし…不本意だけどー」】
【?)「…」】
【「右肩とね、左の横腹とー、後左手の指と手のひらにも入れて欲しいの♡」】
【?)「え?指と手のひら?」】
【「そー♡指の1本1本にH・E・A・R・T!…HEARTって♡」】
【?)「…」】「「「「「…」」」」」
【「ふふん!いいでしょー!ローの見ていいなーって思ってて。彼が《DEATH》なら私は《HEART》がいいなって。彼が両手に入れてるなら私は片手でいい。手のひらにはハートの海賊団のマークを入れて…右肩にはローがいれてるハートのタトゥーでしょ。左の横腹にはねーこう言うタトゥーを入れて欲しいのー」】
呆気にとられてる俺達
アヤは勝手に楽しそうに報酬の話を進めてた
アヤは状況が分かってるのか?
タトゥーはずっと前にアヤに頼まれた事
島に付いては腕のいい彫り師を探していたが…
…人に体を預けるのが嫌だと言っていたな
シャチ)「アヤってキャプテンの絵、見た事あったっけ?」
イッカク)「え?急にどうしたの?」
シャチ)「いや、タトゥーって人に体を預けるじゃん?アヤそれ嫌って言ってたから…」
ペンギン)「あぁ…タトゥーを入れるとしたら、キャプテン…」
「「「…」」」
ロー)「なんだ?何が言いたい?」
「「「いえ!なにも!」」」
後ろに顔を向ければ凄い勢いで逸らされた
クロガネ屋とジャンバールは首を傾げていた
画面に視線を戻せばアヤは
楽しそうに地面をなぞっていた