第80章 ☆ 報酬 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
俺達は黙って話を聞いていた
【般若)〘ふふっ。君いいよね。本当に物にしたくなる〙】
【「あら、それは残念ね。そんな口説き文句じゃ私はなびかないよ」】
【般若)〘ふはっ。だろうね!さてお礼してくるよ。その間よろしく〙】
【「任された。でも5分で戻ってきて。私も用がある」】
アヤがそう告げれば
般若は悪い笑みで金髪の女に体を向け更に笑みを深めた
後ろでは「あの顔キャプテンみたい」と聞こえたので
ゆっくり振り向けばイッカクの背に隠れるシャチ
イッカクに殴られていた
【般若)〘ふふっ…復讐の味は美酒より甘い〙】
【「…甘酒注意だな…んっ!」】
般若の声が聞こえたので
画面に視線を戻せば
アヤは触れるだけのキスをされていた
「「「「「?!」」」」」
般若は顎を掴んだまま言葉を続けた
【般若)〘…一緒にどうだい?胸焼けするぐらい甘い甘酒がちょうどいい〙】
【「ふっ。その口説き文句は私的には高得点だけど…する相手が違うだろ」】
そう言う問題じゃない