第78章 ☆ 他人の記憶 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
アヤが入ってる女は腕を組んでため息を付いた
【「ってか記憶が見れるのってあんただけじゃないんだよ?」】
【?)「?」】
【「あんたあの女と随分仲良さそうだったね。酒場にまで着いてきて…私になんの用なの?ってのは野暮だね。ってかこの体に何したわけ?」】
【?)「…」】
【「…あんたムカつくわー。あんたにとってあの女が大事なのは分かったけど勝手にやっててよ。こんな事して私から彼を取れるなんて甘い考えやめたら?そんな女に扱える程彼は安くないし甘くない」】
シャチ)「彼?」
イッカク)「キャプテンの事じゃないの?」
ペンギン)「やっぱり?」
ジャンバール)「まぁ話的に、だろうな」
ロー)「…」
クロガネ)「モテる色男も大変じゃな…」
ロー)「俺のせいじゃねぇ」
俺は睨むように画面から目を離したら
でんでん虫から声が聞こえた
【?)「なっ!何が分かるのよ!あなたもじゃない!一緒じゃない!あなたにとって彼が全てでしょ?!」】
【「一緒にするな。全然違う。ローとカカシじゃ全然違うし、あんたと私じゃ全然違う。お前らの価値観で物を喋るな。あんたを見てると昔の自分を思い出してイライラする。不愉快だ」】
さっきよりも声が低くなるアヤ
相当怒ってるのが分かる
今は違う女なのだが…
【?)「わ、私にとって彼女は…」】
【「まじで黙ってくれない?殺したくなるから」】
「「「「?!」」」」
【?)「じ、自分の体でしょ?!殺せるの?!」】
【「殺せないと思ってるのか?自分の体の殺し方ぐらい知ってる。試してみるか?きっと一瞬で逝けるぞ」】
「「「「は?!」」」」
画面に目を向ければ左手を少し上げて自分の体に向けて
手を伸ばしていた
【亀(ベポ))「アヤ!」】
【?)「ひっ!」】
亀(ベポ)の急な大声にアヤに入ってる女は怯えた声を上げた