第77章 ★ 他人の記憶 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「はぁ…とにかく移動しよう…恐らくまだ終わってない」
亀(ベポ))「まだ?」
「この祭りが始まる前に言ってたでしょ?『相手チームを全滅させた方の勝ち』って…まだ続くんだろうな…この祭り…」
亀(ベポ))「え?終わるまで戻れない…とか?」
ベポの言葉通り…もしそうなら…めんどくせぇな
「…あんたは私から離れるなよ。これ以上怪我する訳にはいかないの。私は自分の体を守るけど、あんたの体までは知らないから」
?)「…」
「はぁ…まさか自分で自分の体を傷付けるなんて思わなかった…これ怒られるかな?」
亀(ベポ))「アヤ…大丈夫?」
「ベポ…まぁまだ大丈夫だよ」
亀(ベポ))「…ごめんね。オレ今何も出来ない」
「ベポはいてくれるだけでいいよ…ベポがいてくれて良かった」
亀(ベポ))「え、オレ何もしてないよ?」
「いや、ベポがここにいなかったら私暴れてたから…今以上に自分の体をどうしてたか…ありがとう。いてくれて」
亀(ベポ))「アヤー!」
私が少し明るい声で言えば
頭の上をいたベポは亀の頭をグリグリと押し付けてきた
「ふふっ。亀にそんな事されるの初めてだ」
目が落ち着いたのか
見え過ぎる事もなくなったからゴーグルを外した