第76章 ☆ 余興 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆

転け…た？




一瞬目を疑ったが
ベポが「わーー」って言いながら転がって行った




わーーじゃない



思わず言葉を失った

と、言うか…声も出なかった






「「「…」」」

【「いったー！鼻打ったー！くそ！これがチャクラの通ってない体か！使いにくいな！もう！」】





アヤは直ぐに立ち上がり亀を手に取って
また走り出した





【亀（ベポ））「アヤ…大丈夫？」】

【「 …大丈夫じゃないかも。急がないと…あの体が…この世界の人間に扱えるとは思えない」】

【亀（ベポ））「あの体？」】

【「…忍には色々あるんだよ」】





俺はその言葉を聞いて
クロガネ屋に目を向けるが
クロガネ屋も俺を目を向けていて一瞬目が合った




すぐ画面に視線をそらされたが…






俺達はチャクラとやらを知らない




アヤがチャクラの通ってない体は使いにくいと言っていた






チャクラを知らない人間が
チャクラが流れている体を普通に扱えるとは思えない





それにアヤには《暴走》と言う爆弾がある






もしここで暴走したら…と考えていたら



【「…ジジィ…」】

ｸﾛｶﾞﾈ）「…お前は自分の体を止める事を考えろ」

【「やっぱり、そう思う？」】

ｸﾛｶﾞﾈ）「…恐らくな」

【「…もし…」】

ｸﾛｶﾞﾈ）「黙って止める事だけを考えろ。まだ決まっとらん」

【「…うぃ」】






要点を隠すように話される会話




恐らく暴走の事だろうとは思うが…



後ろの奴らは訳分からず大人しく見守っていた























俺は誘導を続けていた




しばらく走って
アヤの体が見えたのだろう





アヤが入ってる女が立ち止まった









そこには暴れ回って他の参加者達をボコボコにしてる
アヤがいた









☆☆☆

今更ですけど
クロガネが改造した通信機は
スイッチを入れるだけで使えるって事で…

NARUTOの世界の通信機って
なんか手を当てないと聞こえなかった…ような…？

☆☆☆