第76章 ☆ 余興 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「…ロー…」】
ロー)「…なんだ?」
【「昨日話したの覚えてる?これが終わったらって話」】
昨日…それを知るのは俺とアヤだけ
ロー)「…あぁ」
【「待ってて。あなたが待っててくれたら…私頑張れるから」】
ロー)「…」
【「とりあえず私の体の場所…教えてくれない?」】
少し笑いながら言うアヤが入ってる女の声
お前の体を取り戻せるなら
ロー)「…アヤ」
【「何?」】
ロー)「絶対取り戻せ。俺はお前じゃない奴とデートするつもりは無い」
俺がそう言えば後ろの奴らもクロガネ屋も驚いていた
【「…あははっ…ローの口からデートって言葉が聞けるとはね…ふふっ…そこまで言われたらアヤちゃん頑張っちゃおうかなー…私もあなたを…私以外の女の子と歩かせるつもりは無いもの」】
アヤは茶化すように言っていたが
覚悟を決めたのか最後の言葉は真剣な声に聞こえた
ロー)「…なら頑張れ」
【「えぇ!貴方からの応援があればなんでも出来る気がする。とりあえず体の場所教えてくれない?」】
ロー)「…そこから…」
俺は画面を見ながら誘導しようとした