第76章 ☆ 余興 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「おいジジィ!どうなってんだ?!」】
俺達はいきなり聞こえた声に驚いて
でんでん虫に目を向けた
…今の喋り方…
それに…ジジィって…
そう思っていたらクロガネ屋がでんでん虫を取った
クロガネ)「…誰じゃ。お前さんは。なんで通信機の事を」
クロガネ屋は少し声を低くして話した
俺達も眉をひそめて見ていたが
信じられない答えが返ってきた
【「私はアヤだよ!目が覚めたら違う体だったんだ!」】
「「「「?!」」」」
ここにいる全員が目を見開いて驚いて言葉を失った
画面に目を向ければベポの近くにいる青い髪の女
通信機を耳に当て立ち上がっていた
見ていなかったからいつ起きたのか分からなかったが
俺はクロガネ屋からでんでん虫を取った
ロー)「説明しろ。お前はアヤなのか」
【「…ロー…説明してほしいのはこっちなんだけど…今どう言う状況なのかよく分からないんだけど…ここに案内されて説明を聞いてたんだけど…この体の持ち主だと思う…その子に腕を引かれて…気付いたら私は別の女の子に…ベポは…亀になってる」】
ロー)「亀?」
亀って言ったか?
なんで亀?
シャチ)「亀なんかいたっけ?」
ペンギン)「なんか、ベポが亀を拾ってーって言ってなかったか?」
イッカク)「そうだったね。ペンギンママ」
ペンギン)「それやめてくれ」
ジャンバール)「に、しても…亀になってるってのは…?」
疑問に思っていたら
後ろの奴らにも聞こえていて
全員で首を傾げていたら
でんでん虫から亀の声なのか変な声が聞こえた
【亀(ベポ))「キャプテーン!オレ亀になっちゃったよー!」】
後ろでは「「「はー?!」」」と声が聞こえ
俺は言葉を失いそうになったがなんとか声を振り絞った